ピッキング作業のコツ9選!作業を効率化しミスをなくす具体的な方法

ピッキング作業のコツ9選!作業を効率化しミスをなくす具体的な方法

軽作業バイトとして人気のある「ピッキング」とは、倉庫内にある商品の中から指定されたものを集める(ピックアップ)作業のこと。

軽作業バイトは単発で募集されていることも多く、初めての職場で初めてピッキングをする方も多いのではないでしょうか。

今回は、「そもそもピッキング作業って何をやる仕事?」「現場で恥をかかないように、事前にコツを知っておきたい」という方に向けて、ピッキング作業を効率化するコツと、ミスを減らすためのコツをご紹介します。

ピッキングのメリット・デメリット、ピッキング作業に向いている人の特徴なども詳しくご紹介するので、バイトを始めようか迷っている方もぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそもピッキングとは?仕事内容について

そもそもピッキングとは?仕事内容について

ピッキングとは、分かりやすくいうと必要な部品や品物を特定の保管場所から集めてくる仕事のことです。

ピッキングを行う商品の種類はさまざまであり、食品や衣料品・電子部品など幅広く存在します。指示書に従って部品や品物を集めるので、初めての方でも働きやすいお仕事といえるでしょう。

しかし、ただ簡単と言うわけではなく、現場によって指示書や商品の置き場が異なるため、まずは何がどこにあるかを把握することが重要です。

それでも仕事を進めているうちに慣れる方が大半で、コツを掴めば楽しく働くことができます。

また、ピッキングの作業の前後には、入荷・仕分け作業・梱包・検品業務が行われ、最終的に出荷によって商品が注文者の元に届くという流れになっています。

基本的にはピッキング担当はピッキングの作業だけを担当するのですが、企業によっては入荷・仕分け業務・梱包・検品業務が作業内容に含まれることがあることも。

そんなピッキングですが、摘み取り方式(シングルピッキング)と種まき方式(トータルピッキング)という2つの方式があります。それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

摘み取り方式(シングルピッキング)

摘み取り方式(シングルピッキング)とは、ピッキングの配送先が一箇所の時の場合に用いられる方式です。カートやカゴを用いて商品が置かれてある棚から必要な商品を集めていきます。

また、作業は基本的に1人で行います。摘み取り方式は急なオーダーがあった時でもすぐにピッキングにとりかかることができることが特徴です。

一方で、オーダーの数だけ動き回らなければいけないので時間がかかってしまうことも。通路が狭かったり建物自体が小さいとカートで通行するときに衝突の危険があるので、声を掛け合うなどの工夫が必要です。

種まき方式(トータルピッキング)

種まき方式(トータルピッキング)とは、あらかじめまとめてピッキングされた複数の商品を、発送先ごとに分けていく方式です。

こちらは摘み取り方式と違い、作業は複数人で行います。

種まき方式は複数のオーダーがまとめて行われるので、摘み取り方式よりも動き回る必要がないことが特徴です。

発送先ごとの商品置き場が必要になってくるので十分なスペースが必要になってきます。

ピッキングの作業効率化の5つのコツ

ピッキングの作業効率化の5つのコツ

ピッキング作業は効率が大事だといいましたが、作業を効率化するためのコツはあるのでしょうか。ここでは以下の5つのコツについてご紹介していきたいと思います。

・倉庫内のどこに何があるのかを把握する

・歩くスピードを早める

・最短経路を探し続ける

・商品の場所が分からないときは、即座に分かる人に聞く

・全体の進行状況を見て作業する

ピッキング作業が早い人は、コツを押さえて作業していることが多いです。ピッキング作業が早い人の行動を見て、参考にしてみるのもおすすめですよ。

倉庫内のどこに何があるのかを把握する

特に摘み取り方式は、1人でカートやカゴを使って商品をピッキングしなければなりません。

その際に商品の位置が全く分からない状態だと、商品がどこにあるのか探すことに時間を取られてしまいます。

したがって、倉庫内のどこに何があるのかを把握することが重要になってくるのです。かといって、初めから全ての商品の位置を覚えるのは大変ですよね。

対策としては、自分で棚の配置図を作り、どこに何があるのかの情報をその都度書き足していく方法がおすすめです。

他には、休憩時間などを利用して建物内を歩いて回ってみたり、先輩の方に聞いてみたりしても良いでしょう。

歩くスピードを早める

移動することが多いピッキング作業では、歩くスピードはとても大事です。

その際に重要なのが、どんな靴を選ぶかです。現場によって自分で履く靴は選べるのですが、その時は運動靴やスニーカーなどの歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。

また、自分の足にフィットした疲れにくい靴を選ぶのも大事です。もし自分の足に合わない靴を選んでしまうと靴擦れの原因になってしまったりと、歩くスピードも遅くなってしまいます。

職場によっては靴が支給されることもありますが、ピッキング作業の際には歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。

最短経路を探し続ける

作業場の広さにもよりますが、広い倉庫になるといかに最短経路で移動できるかが重要になります。

また、経路を決める上で商品をピッキングする順番も大事になってくるでしょう。

軽い荷物を先にピッキングし、重い荷物を後からピッキングするなどの工夫をすることで、疲れにくくなりますよ。

簡単なことにも思いますが、こういった少しの工夫をするかしないかで、1日の作業量にかなり影響してくるのです。

商品の場所が分からないときは、即座に分かる人に聞く

作業をしていて、商品の場所がわからない時は即座に近くの人に聞くようにしましょう。

見つからない商品を延々と探し回っていると、それだけで時間が無駄になってしまいます。

責任を感じて自分1人で解決しようとしても、かえって仕事が進まなくなり迷惑をかけてしまうことも。どの選択が最も最善の道なのだろうと考えて、柔軟に行動をすることが大切です。

全体の進行状況を見て作業する

チームで作業することが多い種まき方式では特に、自分の作業だけでなく周りの状況を気にしながら作業をする必要があります。

全体が進んでいるのに自分だけ前の作業を行っていたり、逆に自分だけ先に進みすぎているといったことがないように気をつけなければいけません。

その都度遅れている人のサポートに回ったり、自分が遅れている時はサポートをしてもらうことで、作業が円滑に回ります。

チームの人とうまく連携をとれるようにコミュニケーションを取りながら作業を進めていくことは、とても重要です。

ピッキング作業のミスをなくす4つのコツ

ピッキング作業のミスをなくす4つのコツ

ピッキング作業が遅い人にも、決まった特徴があることが多いです。

ピッキング作業で一番重大なミスが出荷ミス。出荷ミスは、ピッキングミスや配送先の間違いなどにより起こってしまいます。

では、このようなミスをなくすにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、ピッキング作業のミスをなくす4つのコツをご紹介します。

・ダブルチェックを行う

・疑問点は、現場の社員・責任者に確認する

・体調管理を徹底する

・慣れてきた時こそ、ルールを再確認する

それぞれのコツについて、詳しく見ていきましょう。

ダブルチェックを行う

商品がたくさん保管されている棚には、似たような商品が隣同士で置かれていることも多々あります。

商品番号と伝票番号が一致しているかダブルチェックを行うことで、ミスを防ぐことができるでしょう。一度目の確認で大丈夫だと過信しないよう注意しましょう。

二度目の確認では、一度目の確認を疑う気持ちでチェックすることを心がけるようにしてください。

また、数量間違いもよく起こるミスの1つです。商品が重なってないか、数量があっているかダブルチェックするようにしましょう。

疑問点は、現場の社員・責任者に確認する

ピッキングの作業中に少しでも疑問点や難しいと思うことがあったら、すぐに確認をするようにしましょう。

分からないままうやむやに仕事を進めてしまうと、大変なミスにつながる恐れがあります。

また、ここで大事なのは仲間ではなく現場の社員・責任者に確認すること。現場の社員・責任者のいうことがより正確な上に、もしそれでミスをしてもフォローしてくれるからです。

体調管理を徹底する

ピッキング作業は、正確性が求められるお仕事です。寝不足などで体調が万全でないと、初歩的なミスを犯してしまうことがよくあります。

体調管理は社会人として当たり前のことなので、睡眠時間の確保や休憩時間に十分な休息をとるなどして万全の状態でお仕事に臨むようにしましょう。

慣れてきた時こそ、ルールを再確認する

ミスが1番起こりやすいのが、仕事に慣れてきた時です。この時期に多いのが、効率を優先して自分のやり方で行うこと。

自己判断は、大きなミスにつながる恐れがあります。慣れてきた時こそ初心に戻り、今一度ルールを再確認するようにしましょう。

ピッキング作業のメリット

ピッキング作業のメリット

ピッキング作業とはどのような仕事か、作業効率化やミスをしないためのコツについて分かったところで、次はピッキング作業のメリットについて解説していきたいと思います。

人間関係が楽

ピッキングのバイトは、人間関係が楽な職場であることが多いです。そのため、人と話すことが苦手な人や煩わしい人間関係に悩まされたくない人には、もってこいの仕事といえるでしょう。

種まき方式(トータルピッキング)は複数人で行うためちょっとしたコミュニケーションが必要になることもありますが、摘み取り方式(シングルピッキング)は基本的に1人で作業します。

接客や同僚とのコミュニケーションが重要になる仕事が苦手な方も多いと思いますが、ピッキングならば1人で黙々と働くことができますよ。

とはいえ、最低限の社会人としての常識やマナーは必要です。きちんと挨拶をしたりハキハキと受け答えをすることは意識しておきましょう。

普段着で働ける

ピッキングは普段着で働けるという点も人気の理由のひとつです。

オフィスワークの場合はスーツやヒールの靴を用意する必要があります。しかし、ピッキングの仕事は倉庫内なのでお客さんと関わることがなく、動きやすい格好で作業を行います。

会社ごとに規定がある場合もありますが、接客業などと比べるととても緩いでしょう。

ピッキングでは荷物を運んだり動き回ったりするので、動きやすく汚れてもいい服装で働くのがおすすめです。例えば、サンダルやヒール・ダメージジーンズ・半袖などは禁止されているところが比較的多いので、服装については事前に確認しておきましょう。

作業が楽しい

ピッキング作業に慣れてくると、まるでゲーム感覚で作業が楽しい!と感じる方も多いようです。

ピッキングは、慣れは必要ではあるものの、未経験者でも働きやすい仕事です。今回ご紹介した作業効率化のコツを意識して働けば、モチベーションも上がるのではないでしょうか。

また、ずっと同じ商品をピックアップするのではなく、指示により商品が変わるので飽きずに働けるところも良い点です。

ピッキング作業のデメリット

ピッキング作業にはさまざまなメリットがあることが分かりました。しかし、どんな仕事にもデメリットは存在するものです。

ここからは、ピッキング作業のデメリットについて見ていきましょう。

繁忙期は時間に追われる

繁忙期には商品の注文が殺到するので、その分ピッキングの量も多くなります。

取り扱う商品によって繁忙期の時期や忙しさには波があるようなので、あまりに忙しい現場は不安……と感じる方は、事前に確認しておきましょう。

例えば、食品系の倉庫の場合はお歳暮の時期やバレンタインの時期などが忙しくなります。商品が揃わないと次の工程に移れないので効率的な働き方が重要になってくるでしょう。

単純作業で飽きる

ピッキング作業は、基本的には単純作業です。複雑な仕事内容であったり、専門的な知識が必要になったりするわけではなく、未経験者でも始めやすいのがメリット。

しかし、人によっては単純作業すぎて飽きてしまう、集中力が続かないといったデメリットも見られました。

作業環境が厳しい

ピッキングは、基本的に倉庫内で働くことがほとんどです。

広い倉庫内は暖房・冷房がかかっていないことも多く、夏は暑く、冬は寒くてきついという声も見られました。特に食品倉庫の場合は、暖房がついていたら商品が傷んでしまいます。ピッキングは歩き回るので作業しているうちに寒さは気にならなくなることも多いですが、どうしても寒さが苦手という方はつらいかもしれません。

ピッキング作業に向いている人の特徴とは

ピッキング作業に向いている人の特徴とは

ここまではピッキングの仕事内容やメリット・デメリットについて説明してきましたが、どのような人がピッキング作業に向いているのでしょうか。

・長い時間集中力を保てる人

・効率を考えて改善し続けられる人

・1人で黙々と作業をこなすのが好きな人

詳しく見ていきましょう。

長い時間集中力を保てる人

ピッキング作業を行う上で大事なことは、数ある商品の中から商品の種類や数量を正確かつスピードを持ってピックアップしていくことです。

こういった作業は、長い時間集中力を保てる人に向いているといえます。

効率を考えて改善し続けられる人

ピッキング作業は、時間との戦いなので効率を求めることはとても重要です。

何も考えずにただ単に同じことを繰り返すのではなく、今よりも早く作業を行うにはどうすればいいかなど効率を考えて改善し続けられる人に向いているといえるでしょう。

1人で黙々と作業をこなすのが好きな人

ピッキング作業は、人との対話よりも個人作業の時間がほとんどです。

倉庫内のお仕事なのでお客様のクレーム対応や接客を行う必要がなく、1人で黙々と作業をこなすのが好きな人に向いているといえます。

ピッキングバイトの口コミなどもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

ピッキングの仕事をするなら派遣会社の登録がおすすめ

ピッキングの仕事について、仕事内容や作業のコツなどをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

ピッキングの仕事に興味が出たら、まずは派遣会社に登録するのがおすすめです。派遣会社のサポートを受けて、スムーズに仕事探しをすることができますよ。

最後に、軽作業に特化した派遣会社を3社ご紹介します。

テイケイワークス東京

テイケイワークス東京

運営会社 テイケイワークス東京株式会社
得意な職種 軽作業、物流関係、コールセンターなど

テイケイワークス東京は、軽作業に特化した派遣会社です。

自宅から近い支店を選び、登録説明会に参加すると最短で次の日から仕事を始めることができますよ。

給与の支払い方法は日払い・週払い・翌日振り込みから選択することが可能なので、すぐに給料を受け取りたい方にはぴったりです。

支店は、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・愛知にあるため、近くに支店がある方はぜひ登録してみてください。

工場ワークス

工場ワークス

運営会社 株式会社インターワークス
得意な職種 軽作業、工場・製造業

工場ワークスは、その名の通り工場でのバイトに特化した派遣会社です。もちろんピッキングの求人も豊富ですよ。

寮完備の仕事や、女性や60歳以上のシニアが活躍しているバイトもたくさん取り揃えています。未経験で不安な方でも、きっと働きやすい軽作業バイトが見つかるでしょう。

現在は、工場ワークスで仕事が決まった方全員にお祝い金10,000円をプレゼントするキャンペーンも行っています。

綜合キャリアオプション

綜合キャリアオプション

運営会社 株式会社綜合キャリアオプション
得意な職種 軽作業、物流関係

綜合キャリアオプションも軽作業バイトの求人が多く、業界最大級全国60の拠点がありますので、どこに住んでいても利用しやすいです。

軽作業以外にも、事務などのオフィスワーク、クリエイティブ系、IT系、医療・教育系などさまざまなお仕事を取り揃えています。

まとめ

まとめ

 この記事ではピッキング作業について、仕事内容から作業を効率化するためのコツ、向いている人の特徴などをお伝えしました。

少しでも興味を持った方は、この機会にぜひピッキングバイトを初めてみてください。

ピッキング作業は初心者でも始めやすいお仕事ではありますが、正確性や効率性が求められます。今回ご紹介したピッキング作業のコツを押さえて、楽しく働きましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です