スマホの普及やコロナ禍の巣ごもり需要などによって通販サイトの利用が増えている今、需要が高いとされている仕事が「ピッキング」です。「以前よりもピッキングの求人を見かけるようになった」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ピッキングの仕事に興味がある、ピッキングのバイトに応募したいとお考えの方に向けて、ピッキングの仕事に受かる志望動機の書き方や、志望動機の良い例文・悪い例文を詳しくご紹介します。「履歴書の志望動機の書き方が分からない」「志望動機を書く際のコツやポイントを知りたい」といった疑問や悩みを抱えている方や、ピッキングの仕事に応募しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
ピッキングの仕事とは?
ピッキングは簡単に言うと、倉庫から指定された商品をピックアップしていく仕事です。取り扱う商品は会社によって異なり、衣類や食品、大型の電化製品など多岐に渡ります。
会社によってはピックアップした商品を検品・梱包するところまで求められる場合もあるので、ピッキングの仕事をしたいと思っている方は、求人の仕事内容に注目しましょう。
ピッキングの勤務体系は、パートやアルバイトとして募集されていることがほとんどです。ピッキングのみで募集されている正社員求人はほとんど無く、正社員の場合はピッキング業務に加えて、在庫や人員の管理などが求められてきます。
ピッキングの仕事内容についてもっと詳しく知りたい方は、「ピッキングバイトってきつい?気になる仕事内容や時給、口コミも紹介!」の記事もご参照ください。
ピッキングバイトの志望動機の書き方
アルバイトの面接では基本的に履歴書が必要です。ここでは、履歴書を作成する際に悩む方も多い、「志望動機」の書き方についてご紹介します。
以下の3点を順番に組み込んで志望動機を書いていくと、採用されやすくなる良い志望動機が完成するでしょう。
- ピッキングの仕事を選んだ理由を伝える
- 仕事への熱意や個人の性格も動機になる
- 資格や経験をアピールするのもおすすめ
志望動機にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ピッキングの仕事を選んだ理由を伝える
志望動機ではまず、「なぜピッキングの仕事を選んだか」という理由を書きましょう。「時給が良かったから」や「家から近いから」といった本音を書くのはNGです。企業側は、あなたがしっかりとピッキングの仕事に取り組む姿勢があるかどうかを志望動機から見極めます。企業側の意図を意識して志望動機を書きましょう。
例えば、「倉庫の管理や検品などを20年間してきました。コツコツと長年続けることが得意で、その経験を活かせるピッキング業務を志望しました」という風に書くと、経験も意欲もアピールできます。
仕事への熱意や個人の性格も動機になる
未経験の場合はピッキングの経験をアピールすることができないため、志望動機をどう書けば良いのかと悩んでしまう人も多いでしょう。しかし、ピッキングの仕事は未経験でも大丈夫です。未経験の方は「自己PRを入れる」ことを意識してみてください
ピッキングは集中力が必要な仕事なので、一人で集中して作業をするのが得意、素早く丁寧な作業をするのが得意などの、個人の性格もアピールポイントになるのです。
例えば、「私はピッキングの仕事は未経験ですが、細かなパズルや間違い探しなどの細かなことをコツコツ進めていく作業が好きです。この長所を活かしピッキング業務に取り組みたいです」といったように、自身の長所とピッキング業務を絡めて志望動機を書いていくと、未経験でも受かりやすくなります。
資格や経験をアピールするのもおすすめ
最後に、あなたが持っている資格や経験をアピールしましょう。ピッキングは倉庫内での仕事なので、倉庫内で使用するフォークリフトの免許があると有利です。また、ピッキングの経験がなくても、倉庫管理や商品管理として働いた経験や似た職種の工場でのラインオペレーターの経験などがあれば記載すると良いでしょう。働いていた時にどのような業務を担当していたのか、どのような点に気をつけていたのかなども記載しておくと、より具体的にイメージしてもらいやすいです。
ピッキングの志望動機を書くときのポイント
ピッキングバイトに応募する時の志望動機の書き方を見ても、具体的にどのような内容を書けば良いのか分からない、どうしてもありきたりな内容になってしまうという方も多いでしょう。上記のような内容で書くのが難しい場合には、企業の特徴や魅力などを書くのもおすすめです。
- 企業の研修制度や支援制度
- 職場環境や働きやすさ
- 過去に経験した業務との関連性
これらのポイントを志望動機に盛り込むと、企業のことをよく調べた上で応募をしていると判断してもらいやすくなります。ただ自分の経験やスキルをアピールするよりも、より面接官や採用担当者の印象に残りやすい志望動機になるはずです。
【良い例】ピッキングの志望動機の例文
志望動機の書き方のポイントを見たところで、実際に履歴書の志望動機をどのように書けば良いのか、具体例を交えて解説していきます。経験者、未経験者、主婦のそれぞれのパターンで解説していくので、自分に合った志望動機を参考にしてみてください。
良い例文だけでなく悪い例文もご紹介するので、志望動機で失敗しないようにぜひチェックしてみましょう。 ここではまず、良い志望動機の例文を3つご紹介します。
- 経験者
- 未経験者
- 主婦
自分の参考になる志望動機の例を見ていきましょう。
経験者
「私は高校生の時にピッキングのバイトをしておりました。その時の自分の経験が活かせればと思い、今回、御社のピッキングの求人に応募させていただきました。1つの物事に集中して作業をするのが得意で、単純作業でも集中力を切らさずに取り組むことが可能です。前職でも、作業の正確性やスピードを評価していただいたことがあります。前職で得た経験やスキルを活かし、即戦力で活躍できればと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。」
経験者の志望動機のポイントとなるのは、下記の3つです。
- 前職での経験について話す
- 前職で得た経験や得意だったことを話す
- 経験を活かして即戦力になれるということを伝える
これらの点を抑えて、自分の経験やスキルに合った志望動機を書くと良いでしょう。
未経験者
「今回、私は御社の求人広告を拝見し応募いたしました。御社のピッキングの仕事を志望する理由は、御社の地域に貢献するという理念に共感したことと、ピッキングの仕事に私の長所を活かすことで御社に貢献できると感じたからです。
私は物事をコツコツと継続することが得意です。
前職の工場勤務では20年間倉庫の在庫管理や部品の組み立てを担当していました。そこでは、在庫の管理をミスなく行うことや、備品の組み立てに関しては丁寧かつ効率的に行うことができると周囲から評価を受けておりました。
ピッキング作業は未経験ですが、前職で培った継続力と効率を考え迅速かつ的確に作業を進めることができる強みを活かし御社で活躍したく思っております。」
未経験者の志望動機のポイントとなるのは、下記の3つです。
- 初めになぜこの会社でピッキング業務を選んだかを書く
- 自己PRを交えてピッキング業務に適していることをアピールする
- 未経験ではあるが貢献したいという意思を伝える
3つのポイントを押さえておくと説得力のある志望動機が出来上がります。
主婦
「今までは育児に専念しておりましたが、子供も大きくなったのでお仕事をしたいと考えていたところ、御社の求人を拝見し、応募させていただきました。シフトが自由と伺い、家事や育児と両立しながら働けるというところに興味を惹かれました。子供が学校に通っている平日を中心に勤務が可能です。コツコツと作業をするのは得意なので、ピッキングのバイトでも積極的に学びながら働きたいと思っております。ミスなく作業ができるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
主婦の志望動機のポイントとなるのは、下記の3点です。
- 会社を選んだ理由やピッキングを選んだ理由を伝える
- 働ける時間や曜日をアピールする
- スキルなどを生かして働きたいという意思を伝える
3つのポイントを押さえておくと説得力のある志望動機が出来上がります。
【悪い例】ピッキングの志望動機の例文
次に、ピッキングの志望動機の悪い例を見ていきましょう。以下のような文にはならないように注意してください。
「私が御社のピッキング業務を志望したのは、家から近く通いやすいためです。また、シフトの融通が聞くと求人広告に記載があり、自身のやりたいことと両立ができると思ったからです。ピッキングの仕事は未経験ですが、頑張ります。」
上記の例文は極端な例ですが、以下の点が良くありません。
- 応募先の企業でなくても良いと思われる理由(うちの会社でなくても良い、ピッキングでなくても良いのではないかと解釈される)
- 自分の希望のみで会社には採用するメリットが感じられない
- 「頑張ります」という言葉は曖昧で具体的なアピールがない
どれも志望動機に相応しくありません。志望動機を書く際には、「自分勝手」な文章になっていないか気をつける必要があります。
ピッキングの面接時に知っておくべきポイント
志望動機をしっかり練ることができたら、次はピッキングで面接を受けるときのポイントについて見ていきましょう。ピッキングの仕事に応募したら、履歴書を提出して終わりではありません。面接を求められる職場も多いので、面接のポイントについても確認しておくと安心です。
面接で志望動機以外によく聞かれる質問
ピッキングのバイトでは、志望動機の他にも、下記のような質問をされることが多いです。
- どのくらいシフトに入れるのか
- 夜勤や早朝の勤務は可能か
- いつから働けるのか
- 現場までの交通手段はどのくらいなのか
- 通勤時間はどのくらいかかるのか
面接では、シフトに関する質問が多い傾向にあります。工場や倉庫での勤務が多いピッキングでは、24時間稼働している職場が多いです。そのため、どの時間帯に働けるのか、週にどのくらい働けるのかを確認して、人手が足りていないところを補えるかを確認します。ここで無理に答えても後が大変になるだけなので、夜勤ができない、休日は働けないといった希望がある方は、しっかりと伝えましょう。
面接当日のマナー
面接前には、下記のような点を確認してみましょう。
- 履歴書は全部埋まっているか
- 指定された持ち物は持っているか
- 面接前には5分前には着けるか
これらは、面接時の最低限のマナーとして必要なことです。これに加えて、高校生は保護者の同意書が必要なのか、必要ならば忘れていないかも確認するようにしてください。面接時には姿勢を正して、良い印象を与えられるように相手の目を見ながら大きな声でハキハキと答えるようにしましょう。
面接に適した服装
バイトの面接時は、ある程度清潔感のある身だしなみを意識するようにしてください。無地のシャツやブラウスであれば、清潔感もありますし不適切とは思われないでしょう。上に羽織る場合も、無地のカーディガンやコートなどを選ぶと安心です。パンツはハーフパンツなどではなく、足首まであるタイプの無地のものにしましょう。スカートは膝が隠れる長さのものを身につけると良いです。
髪型は、長い髪はまとめる、短い髪は整髪料で整えるなど、面接にふさわしい髪型にしてください。髪色が自由と言われている職場でも、最初から派手な色の髪は印象が良くないので、黒髪や暗めの茶髪で面接を受けると良いでしょう。
ピッキングの仕事をする際に相応しい服装について知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
『【季節別】ピッキング作業の服装の4つのポイントとは?NGファッションも』
ピッキングバイトを探すなら派遣会社への登録がおすすめ
ピッキングバイトを始めたいと思っている方は、派遣会社への登録がおすすめです。派遣会社は、登録する際に登録説明会や面談が必要なところもありますが、登録をすればバイトを応募する際の面接などが免除されるところも少なくありません。
面接で志望動機の伝え方に悩んでしまうといった方は、派遣会社に登録をするのも良いでしょう。事前に働きたい仕事の内容や条件などを伝えておけば、条件に合う仕事を探してもらえるので、自分で探す手間が省けるというメリットもあります。
テイケイワークス東京
引用:テイケイワークス東京
運営会社 | テイケイワークス東京株式会社 |
得意な職種 | 軽作業、物流関係 |
「テイケイワークス東京」は、関東を中心に展開している派遣会社です。主に軽作業や物流のバイトを紹介しているため、ピッキングの仕事も多数取り扱っています。登録説明会に参加をすれば、求人応募時の面接は必要ありません。
やっぱり志望動機がうまく書けない、面接は緊張するから苦手……という方は、テイケイワークス東京の派遣バイトに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
お金を稼ぎたいタイミングですぐにバイトをしたい方や、自分の空いているタイミングで単発や短期の仕事を入れたいという方にもおすすめです。
自分の空いている時間で効率的に稼ぎたい方は、ぜひ「テイケイワークス東京」を利用してみてください。
まとめ
今回の記事では、ピッキングの仕事に応募する時の志望動機の書き方についてご紹介しました。志望動機には「自分が何故ピッキングの仕事に向いているか」や「このような経験があるから御社のピッキング業務に貢献できます」といった自己PRと企業への思いを織り交ぜることで、企業の採用担当者にはあなたが仕事に対して熱意を持っていることが伝わります。
ピッキングは、未経験であっても志望動機に気を付ければ、採用確率がグンとアップする仕事です。
今回ご紹介したポイントをおさえれば、ピッキングの仕事に受かる確率はアップするでしょう。ピッキングの仕事は未経験でも働けるので、記事を参考に、自信を持って応募してみてください。