何かの目標に向けてお金を貯めたい、収入アップにつなげたい、生活にゆとりを持って暮らしたいなどの点から、副業を始めたいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、本業に支障なく始めやすい副業選びにお悩みの方もいるはずです。
そんな方々に向けて、この記事では、副業としてもおすすめの「データ入力」についてご紹介していきたいと思います。データ入力は未経験でも始めやすく、副業としてリスクなく取り組むことができますよ。
データ入力の具体的なメリット・デメリットから、収入アップのコツ、副業を始める上での注意ポイントについてなど、詳しく見ていきましょう。
そもそもデータ入力ってどんな仕事?
データ入力の仕事は特別な知識や技能を必要としないため、始めは慣れなくても数さえこなせば簡単にできる内容が多くなっています。時間さえあれば誰でもできる仕事なので、副業としても始めやすいですよ。人手がかかる仕事なので案件数や求人数も多く、仕事を見つけやすい点でも有名です。
まずは、データ入力の仕事内容と時給相場についてご紹介します。
仕事内容
データ入力の仕事内容は、名前の通り指定された情報をタイピングで入力するという作業です。詳しく説明すると、データ入力の仕事には大きく分けて2種類あり、以下のような仕事内容となっています。
・インターネット上の情報などを元に、指定の情報を抜き出してまとめる、音声情報をタイピングによって書き起こす
・コールセンターの仕事がメインで、その情報を記録するために副次的にデータ入力の作業をする
コールセンターの仕事がメインの場合、電話対応やサービスの知識を理解して電話相手とやり取りする能力が求められます。ほとんどの場合はマニュアルがありますが、始める場合には確認をしておくと安心です。
時給相場
データ入力の時給相場は1,000円から1,400円前後である場合が多く、仕事内容などによって時間単価に差が出てきます。
また、直接雇用か、間接雇用かの違いでも時給が異なるでしょう。
直接雇用は雇用先からアルバイトや契約社員として雇われるケースで、時給は1,000円から1,200円程度になることが多いです。
間接雇用は代行業者や派遣会社に雇われて業務を任される雇用形態で、採用にかかる手間や費用などを省くことができるため、直接雇用よりも時給が高く1,400円前後となる場合が多いです。
最近では、依頼主から直で仕事を受けるクラウドソーシングによる働き方もあります。クラウドソーシングによるデータ入力は、1文字単位0.1円〜1円程度が相場となっており、タイピング速度が早い方ほど時給単価が上がる可能性があるでしょう。
データ入力の副業の始め方
それではさっそく、副業としてのデータ入力の始め方についてご紹介していきたいと思います。
一般的な方法として、2つの方法があります。
・クラウドソーシングサイトに登録する
・派遣会社に登録する
これからデータ入力を始めようとお考えの方は、どちらの方法で仕事を探すのが始めやすいのでしょうか。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
クラウドソーシングサイトに登録する
データ入力の始め方は、まずクラウドソーシングサイトに登録するという方法があります。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を発注したい企業が、対価を払い、サイトを通じて不特定多数の人に仕事を依頼することができるWebサービスです。
有名なサイトだと、クラウドワークスやランサーズなどがあります。初心者の方は、仕事の始めやすさやサイトの使い勝手からクラウドワークスがおすすめです。
ランサーズは、求人よりも自分のできる仕事を紹介して企業に探してもらう機能に重きを置いているため、どちらかといえば上級者向けとなっています。
派遣会社に登録する
次に、派遣会社に登録して働くという方法があります。
派遣バイトなら気軽にお仕事が始められますし、派遣会社では職業訓練を積んでからできる仕事を紹介してくれたり、自分の希望労働条件に合わせた求人を紹介してくれたります。また、派遣先で評価をされると正社員として雇用される場合もあるでしょう。
これからのキャリアを考えてデータ入力を行いたい場合には、選択肢として派遣会社に登録するのがおすすめです。また、派遣先が自分に合わなければ、新しい派遣先を紹介してもらうこともできます。自分のライフスタイルに合わせて柔軟な働き方がしたい方は派遣会社への登録を検討してみてはいかがでしょうか。
データ入力の働き方
データ入力の仕事は在宅でもやりやすい内容のため、最近では在宅業務が増えています。在宅で作業する場合は、入力作業をメインに1日パソコンに向かって仕事をするような働き方となるでしょう。
ただ、勤務先に出向いて仕事する場合や、コールセンター業務を行いながらの仕事の場合、電話応対や事務作業、軽微な接客対応等、データ入力作業以外の仕事も必要になります。データ入力の場合は。いかに効率的に仕事をできるかが大切なので、トータルの時間効率を上げるように、改善を行いながら業務を行うことが大切です。
企業で働く場合のメリット・デメリット
ここまでは、企業で働く場合と在宅で働く場合の2つの働き方についてご紹介しました。
ここからはさらに詳しく、2つの働き方のメリット・デメリットを見ていきましょう。
企業で働く場合のメリットとして、
・未経験でも始めやすい
・時給制だから安心
デメリットとして、
・電話対応などの事務仕事も行う場合も
という点について詳しく解説します。
未経験でも始めやすい
データ入力は、タイピングさえできれば誰にでもできる仕事です。高度な知識や卓越した技術、何かの資格も必要ありませんし、学歴等に関係なく働くことができます。
副業の中でもハードルが低いので、これから副業を始めたいという方にはうってつけの仕事でしょう。
在宅で仕事をすることになったとしても、パソコンさえ持っていれば始めることができるので、初期費用が少なく済むことも始めやすいポイントです。
また、タイピングはやればやるほど上達します。これからスキルをつけて本業にしたいと考えている方にもおすすめです。
時給制だから安心
企業で働くうえで、時給制であるという点はやはり大きな魅力でしょう。
時給制で仕事をしながら、タイピングを中心としたスキルがアップしていく仕事なので、安心して勤めることができます。繁忙期であれば、残業を任されて収入がアップする可能性もあるかもしれません。
難しい業務ではなく、単純に時間さえあればできる仕事で収入が増やせるのは魅力的ですね。
クラウドソーシングでのデータ入力の仕事は文字数での契約が多いので、慣れていない方は最初に企業で勤めてスキルをつけてからの方が良いかもしれません。
電話対応などの事務仕事も行う場合も
企業で働くデメリットとしては、データ入力だけでなく電話対応などの事務仕事も行わなければならないという点です。
データ入力の仕事には、簡単な受付対応のみの仕事の場合もあれば、コールセンターのように電話をメインで受けながら、副次作業としてデータ入力を行うような場合もあります。
ただし、データ入力以外にも業務があるという点は、実はメリットでもあるのです。1日中ずっと同じことを続けるよりもメリハリがつくので、飽きない、長く続けられるという声も多く見られました。
企業で働く場合には、そうした働き方でも本人との相性を考えて仕事の比重を調整してくれる場合もあるので、安定して長く続けたい方にとっては大事なポイントです。
在宅で働く場合のメリット・デメリット
それでは、在宅で働く場合のメリット・デメリットについても見ていきましょう。
在宅で働く場合のメリットとして、
・空いた時間で気軽に稼げる
・人間関係に悩むことがない
という点、デメリットとして、
・成果報酬型のためまとまった額は稼ぎにくい
という点について詳しくご紹介します。
在宅で働く場合のメリットは周りの目を気にせずに自由に働けるということがやはり最大の魅力です。自分に取って落ち着いた空間で仕事ができるのでストレスが少ない環境で仕事ができます。一方でデメリットとしては対面でのコミュニケーションが少ないということです。人と会って会話できる環境というのは、それだけでもストレスの解消になります。それではデータ入力にまつわる在宅のメリット・デメリットには、どんなものがあるのでしょうか。
空いた時間で気軽に稼げる
在宅でデータ入力をするメリットとして、空いた時間を使って稼げるという点があります。
上述したように、クラウドソーシングサイトを使えば、自分が仕事をしたい時間で自由に働くことができるので、電車での移動時間などを有効活用する方もいるようです。
ちょっとした空き時間のお小遣い稼ぎから、生活の収入源としてお金を稼ぐこともできますよ。本業を持ちながらも、自由な時間で収入アップを狙えるのは、副業を始めやすい理由のひとつです。
人間関係に悩むことがない
仕事を辞める大きな原因のひとつが人間関係のストレスとなっており、仕事をするうえで、上司からのパワハラなど、人間関係に悩む方は多いです。
しかし、在宅で仕事をする場合には、嫌いな同僚や上司と顔を合わせる事もコミュニケーションを取ることもありません。これも在宅で働くことの大きなメリットといえるでしょう。
逆に、周りの目がないため怠けたくなる事や、困った時に相談できる相手が周りにいない点は気にするべきポイントかもしれません。
成果報酬型のためまとまった額は稼ぎにくい
在宅で働く場合のデメリットとして、まとまった金額を稼ぐことは難しいという点もあります。
仕事を見つけるための時間もかかりますし、やりたい仕事を確実に任せてもらえるとはかぎりません。
在宅でデータ入力の仕事をする場合は成果報酬型であることが多いため、タイピングが早かったり、データ入力に慣れていたりする人でなければ、稼ぎが安定するまでに時間がかかることもあるでしょう。
データ入力の副業で稼ぐには?
それでは、データ入力の副業で稼ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
せっかく副業を始めるなら、先のことを考えて戦略的にデータ入力の仕事を行っていけると良いですよね。
ここからは、データ入力の副業で稼ぐためのポイントについて、いくつかご紹介します。
案件の選び方に注意
まずは、案件の選び方に注意しましょう。複数の案件を比較して、より報酬の多いものを選ぶことが大切です。
全くの初心者であれば慣れるための仕事として選ぶのも良いですが、せっかく同じ時間を働くならば、収入アップが見込める案件を探してみましょう。
単価交渉するのも手
データ入力で稼ぐためには、単価交渉をするのも手です。交渉はしづらいという方も多いと思いますが、交渉自体は決して悪いことではありません。しかし、節度を持った交渉を行うようにしましょう。
交渉の理由としては、自分の実力や、時給アップが必要な背景と一生懸命な姿勢が大切です。同じ企業からの案件を何件か受けて、信頼関係を築いてからの単価交渉は成功しやすいです。
タイピングのスピードをあげる
タイピングのスピードを上げれば、収入アップも望めます。時給にして数百円あげられるケースもありますし、成果報酬であれば、引き受けられる業務量が増えるので収入アップに直結するでしょう。
インターネット上には、タイピングの無料ゲームが数多く存在します。自分の好みの物を選んで毎日少し行うだけでも簡単に上達していきますよ。
タイピングスピードはデータ入力に限らず、他の仕事でも必要になるので、色んな所で重宝されます。
データ入力の副業に向いている人とは
データ入力の仕事は、どんな人が向いているのでしょうか。
タイピングをあまりやったことなかったり、インターネットに慣れていなかったりして、自分には向いていないと思ってしまう方もいるかもしれませんが、結論をいうとそんな事は決してありません。なかには、普段全くパソコンを触らない方の方が長く続けられるようなケースもあります。
ここからは、データ入力に向いている方の特徴について見ていきましょう。
パソコンの操作に慣れている人
やはりパソコンの操作に慣れている人なら始めやすく、仕事のコツも掴みやすいでしょう。慣れている方が副業として軌道に乗りやすく、本業に支障なくデータ入力に臨むことができます。
データ入力はタイピングのスピードも大切ですが、入力をしながら、ちょっとしたパソコン操作も行います。そうした時に、パソコンの操作に慣れていない方だとイレギュラーな対応に足を取られて大きく時間をロスしてしまうこともあるでしょう。タイムロスを少なくすることは、データ入力では収入アップに直結するため重要なポイントです。
スケジュール管理が得意な人
スケジュール管理が得意な人もデータ入力の仕事に向いています。本業と副業を上手く管理できる人であることは重要です。
データ入力は自分のペースで仕事ができるとはいえ、遅すぎると収入が増えませんし、納期がある場合には終盤に焦って作業することにもなるでしょう。
スケジュール管理が上手いと、納期の時間を考えて作業ができますし、効率を上げる工夫を行い収入アップにつなげることもできます。納期の早い仕事と余裕のある仕事を上手く調整しながら仕事に取り組むことで、同じ時間の中でも収入を上げることができるでしょう。
データ入力のスピード・正確性アップのコツ
データ入力で収入を上げるためのポイントは、やはりデータ入力のスピードを上げることです。仮に、半分の時間でデータ入力できるようになれば、単純に収入が倍になる可能性もあるでしょう。
それでは、どのようにすればスピード・正確性をアップさせることができるのでしょうか。コツを掴んで上手に稼ぐために、タイピングの練習は基本です。具体的な準備を含めて、速度を上げる方法を確認しておきましょう。
自分に合ったキーボードを使う
まず第一にあげられるのは、自分に合ったキーボードを使うことです。実は、キーボードひとつでかなりの作業時間の短縮になりますよ。キーボードの配列やサイズ、形に、有線か無線か、キーの押したときの感触などは、商品によってさまざまです。インターネットの紹介文だけだと思っていたのと違うということもあるので、できれば大型の家電量販店で品物の使用感覚を試してから購入することをおすすめします。
また、家電量販店の店員さんはキーボードごとの特徴や使いやすさを紹介してくれるので、よく分からない方は店員さんに詳しく話を聞いてみましょう。
ブラインドタッチできるようにする
ブラインドタッチとは、キーボードを見ずに、モニターを見ながらタイピングをする技術の事です。
ブラインドタッチができると、キーボードを見ながらのタイピングの倍以上の速度で作業をすることができます。慣れさえすれば自然にできるようになるので、日頃から意識的にキーボードを見ずにタイピングすることが大切です。
ブラインドタッチができるようになると大きな自信になりますし、自分が仕事を通して成長したひとつの証としてやりがいも感じられるでしょう。
スピードにこだわりすぎない
タイピングを速くするコツとして、スピードにこだわりすぎないことも大切です。
実は、タイピングは打ち直しがかなりの時間のロスになります。最初からスピードにこだわってしまうと、ミスにつながることもあるでしょう。そのため、速く打つよりも、正確に丁寧に打つことを意識した方が、実際にかかる時間が短いことが多いです。
タイピングを繰り返していれば誰でも速くなるので、焦らずに続けてみてください。
単語登録や予測変換を活用する
さらにタイピングの速度を速くするためのポイントが、単語登録や予測変換を活用する事です。データ入力では同じような単語を入力する機会や、変換が手間なキーワードが繰り返されることも多いでしょう。
パソコンには、よく使う単語などを登録することができます。単語登録をしておくと間違いも減りますし、ストレスの軽減、スピードアップにもつながるため、非常におすすめです。
副業をする際のよくある質問
ここまでは、データ入力の副業について詳しくご紹介しました。副業としてデータ入力を始めてみたい!と感じた方もいるのではないでしょうか。
しかし、副業をするうえでは、ネックになる問題もいくつかあります。副業をする際のよくある質問について確認しておきましょう。
副業は会社にばれる?
会社に勤めながら副業をするという行為は違法行為ではありませんが、副業を禁止している企業もあります。このような場合、会社にバレずに副業を始めたいと考えている方もいるかもしれません。
一般的には、バレるリスクが全くないとはいえませんが、バレないことがほとんどです。
実際にバレてしまうケースとして最も多いのが、誰かに話した事でそれが社内に伝わり問題視されてしまうようなケースです。次に、住民税の変化で会社にバレてしまうケースがあります。これは、住民税を自分で納付することを税務署に届け出ることで、会社の住民税の金額が変化するのを防ぐことができます。副業をする場合には、住民税の納付の方法を変更しておくと安心です。
確定申告は必要?
副業をして収入を得ている方は、確定申告が必要です。
副業で得た収入が20万円以下の場合には確定申告は不要ですが、住民税の金額は変化してしまいます。そのため、会社バレをしないようにするためにも、確定申告と住民税の納付方法の変更をしておきましょう。
経理も、住民税の変化を全てチェックしているわけではないので、少額であればバレない可能性もありますが、今後の副業の収入増加によってはバレる可能性があります。
年末調整は必要?
年末調整は基本的に必要ありません。年末調整とは正社員勤めをしており、年収のうち割合の大きい本業で行われる物です。年末調整は一カ所で行われる物なので、二カ所以上で年末調整をすることができません。
また、給与所得以外の収入に関しては年末調整をすることができないため、確定申告を行う必要があります。現業の収入状況や副業の収入の入り方などを確認して、確定申告をするべきかよく確認しておきましょう。
データ入力の副業ならテイケイワークス東京
データ入力を副業として始めてみたいという方は、まずは派遣会社へ登録して仕事を始めることをおすすめします。学習環境が整っているので、未経験の方でも安心して仕事を始めることができますよ。
テイケイワークス東京では、未経験者から始められるデータ入力の仕事を募集しています。また、履歴書等の書類が無くても受け入れが可能な業務の募集もあるため、面倒な初期手続きも最小限で副業を始めることができます。
まとめ
今回は、データ入力の仕事の基本情報や、副業としてのデータ入力の稼ぎ方についてご紹介しました。副業を始める上で、データ入力から始めることがおすすめな理由が伝わったでしょうか。
データ入力は、特別な能力や経験がなくても始めることができ、時給アップを狙うことができるお仕事です。将来的に幅も広がりやすく、煩わしい人間関係も少なくて済むお仕事なので、今まで仕事での人間関係に悩んでいた方や、将来に向けてスキルアップしたいと考えている方にもおすすめですよ。
データ入力の仕事についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。