未経験者でも始めやすく、人気なアルバイトである「データ入力」。
しかしデータ入力といっても、商品登録やアンケート集計、議事録の入力作業など、さまざまな内容があります。
データ入力は単純な作業ではあるものの、パソコンに向かい合ってひたすら入力作業をしていくので、きついという声も見られます。
これからデータ入力のバイトを始めようと考えている方は、どういった点がきついのか気になりますよね。
この記事では、データ入力のきつい点や、きついと感じる場合の対処法までご紹介します。
データ入力バイトの仕事内容は?
データ入力のバイトときくと、パソコンに文字を入力し続けているイメージが強いかもしれません。確かに入力作業がメインとなっていることは多いですが、一部のデータ入力作業では電話応対が行われることもあります。
まずは、具体的なデータ入力のバイト内容について見てみましょう。
単純な入力作業
データ入力という名前の通り、単純な入力作業が主な仕事内容です。企業の情報やアンケートの集計結果、登録内容の確認などをしていきます。
中には音声データを入力して文書化する作業があることも。
データ入力はただ入力して終わりではなく、すでに入力されている内容を確認して、必要に応じて上書きや修正なども含まれます。
電話による注文受付とデータ入力
データ入力の仕事の中には、電話応対が含まれることもあります。
電話応対が必要な仕事は、主に注文受付のデータ入力です。商品の注文を電話で受け付け、それを入力していきます。
初めて利用されるお客さまは、お客さま情報がデータとして登録されていない状態なので、お客さま情報の登録も行い、商品の注文作業に入ります。
電話をしながら入力するので、正確さと入力スピードがより求められるでしょう。
マニュアル作成、データ資料の文書化
指示に従ってデータ資料を文書化したり、マニュアル化したりする作業もデータ入力の仕事に含まれています。データの量が膨大なことも多く、時間がかかる作業です。必要に応じて更新、修正作業が入ることもあるでしょう。
請求書や明細書の作成
データ入力バイトでは、請求書や明細書の作成をすることもあります。
法人向けの請求書や明細書を作成しますが、初めての方には少し難易度が高く感じるかもしれません。しかし、ほとんどの場合は研修があるので安心してください。
ミスがあってはならないので、わからないことがあれば必ず先輩に聞くようにしましょう。
事務スキルがアップするので、一度経験すれば転職にも役立つはずです。
データ入力バイトはきつい?実際の口コミをご紹介
実際にデータ入力をされている方の口コミをまとめてみました。
「延々と続くデータ入力はやっぱりキツイ……。単純作業だから眠くなってしまう。きついけど着実に作業進行度が上がるという点では励みにはなるかな……。」
「最近始めたデータ入力のバイト、最初は簡単で楽だし座ったままできるから快適だと思ってたけど、腰が痛い!肩も凝るし、定期的にストレッチしなきゃダメですね。
でも今までは肉体労働だったから、それに比べれば本当に楽。時給も高いし、転職して良かったです。」
「初めてのデスクワーク!会社の人も皆いい人だし、いい会社に入れました。タイピングはまだ遅いけど黙々とデータ入力するのは楽しい。長く続けていきたいな。」
きついと感じている人は、淡々とした作業が苦手という傾向があるようです。なかなか作業が進まない、永遠と同じ作業で疲れるというようなことが多く挙げられていました。
楽しいと感じている方は、淡々と行う作業に苦痛を感じないのでしょう。職場の雰囲気が良ければ、より楽しく仕事ができそうです。
データ入力バイトのデメリット|きつい理由と対処法
文字を入力するだけの作業ですが、データ入力のバイトはきついことも多いといわれています。特にきついと言われる理由として挙げられる4つの点と、その対処法についてご紹介します。
・目が疲れる・肩こりがつらい
・単純作業で辛い……
・ノルマが決められていてきつい……
・データ入力以外の事務作業も任される
・在宅ワークだと稼ぎにくい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
目が疲れる・肩こりがつらい
データ入力の仕事がきついといわれる理由として、まずは目が疲れる、肩が凝るということが挙げられます。
長時間パソコンに文字を入力し続けるので、目や肩だけでなく、首や腰、手、指先などが疲れるという声も見られました。
パソコン入力のしすぎから腱鞘炎になる人もいますし、目や肩の疲労から頭痛が起こる場合もあるかもしれません。特に現代社会では、スマートフォンを使う時間も多いので、パソコンとスマートフォンの使いすぎで、疲労がより蓄積してしまっているのです。また、パソコンからはブルーライトが出ていますので、これで自律神経のバランスが乱れてしまい、夜なかなか眠れないというケースもあるようです。
対処法:アイマスクやストレッチを取り入れる
目の疲れを緩和させる方法や、肩や首、腰の疲れを緩和させる方法として、アイマスクの利用、こまめなストレッチがあります。
目の疲れがある場合は、目元を温めてあげると良いでしょう。血行が促進されることで、凝り固まった目の周りの筋肉が和らぎ、目の疲れが取れやすくなります。目のツボ押しもおすすめです。目の疲れを取るためのアイマッサージ機器などもあるので、そういったものを活用するのも良いでしょう。
また、ブルーライトによる影響を緩和させるために、ブルーライトカットのメガネを利用するのもおすすめです。画面もブルーライトが抑えられる設定に変えておきましょう。
ストレッチは、1時間に1回軽く取り入れることができればより良いです。トイレに行く時や休憩中などに、こまめにストレッチするように意識しましょう。肩甲骨周りを動かすことで、肩や首のコリもほぐれやすくなります。
単純作業で辛い……
データ入力は基本的に同じ作業を繰り返し行うため、単純作業がつまらないと思ってしまう方にはおすすめできません。単純作業がラクでいいと考えている人なら、ストレスなく作業ができるでしょう。
長時間同じ作業が続くと、飽きてしまいやすいです。飽きるだけでなく、画面をずっと見ているので睡魔に襲われることもあります。集中力が途切れてしまうとミスもしやすくなるため、緊張感をもって仕事しなければいけません。動いている方が楽な人にとっては、きつく感じるでしょう。
対処法:自分で目標設定する
単純作業でも飽きないように行う工夫として、ゲームのように自分で楽しめる工夫をすることがおすすめです。例えば、「30分でここまで完成させる」と目標を決めて作業するのはいかがでしょうか。作業がクリアできたら、自分にごほうびを与えるのも良いでしょう。時間を決めて作業することで、よりスムーズに作業できます。
ノルマが決められていてきつい……
入力作業なのにノルマ?と思われるかもしれませんが、入力スピードや正確性が求められる仕事なので、一定の速さで入力できてないと、終わるのも遅くなってしまいます。また、入力ミスがあると作業をやり直さなければならなかったり、顧客に迷惑がかかったりする場合もあるので、常に緊張感をもって仕事しなければいけません。
このようなノルマや、ミスが許されないという点がきついと感じる人もいるようです。
対処法:ショートカットキーなどの機能を活用
入力作業をスムーズに行うため、ミスを減らすためにパソコンの便利な機能も活用しましょう。例えば、単語登録でよく使う文章を登録しておけば、毎回同じ文書を入力する手間が省けます。単語登録は、入力ミスが防げるので便利です。また、ショートカットキーの活用も、スムーズな入力を手助けしてくれますよ。
データ入力以外の事務作業も任される
「データ入力の求人を見つけて応募したら、電話応対もあって驚いた」というようなケースもあるようです。
冒頭で説明した通り、電話応対が含まれるデータ入力業務も存在します。この場合、電話内容を入力しなければならないので、電話を聞いてすぐに文章に起こせるスピードが必要になるでしょう。
電話応対に不安がある場合は、このような業務だとつらいと感じてしまうはずです。データ入力以外の事務作業を任されることはないか、事前に確認しておく必要があるでしょう。
対処法:応募前に要項をよくチェック
思っていた仕事内容と違うということを避けるには、募集要項をよく確認することです。また、募集要項に記載されていない内容がある場合もまれにありますので、面接時に必ず確認しましょう。
在宅ワークだと稼ぎにくい
データ入力の仕事は、在宅ワークで募集されていることもあります。しかし、在宅ワークでのデータ入力業務は、作業時間の割に報酬が少なくなりがちです。
アルバイトの場合は時給制になるのでそれなりに稼ぐことができるでしょう。しかし、在宅ワークで 請負契約になっている場合は成果報酬型となり、かかった時間に対して収入が少ない可能性があるので注意してください。
対処法:入力スピードをあげる、派遣バイトも検討する
在宅ワークで 請負契約の場合は、慣れていない方だと収入が少なくなってしまう可能性もあります。そんな時は、派遣バイトを検討してみましょう。派遣バイトは時給で働くことができますし、時給が高めに設定されていることも多くなっています。
また、入力スピードが早くなるように練習するのもおすすめです。練習して入力スピードを上げることができれば、成果報酬型でも稼ぎやすくなるでしょう。
データ入力バイトのメリット
上記ではデータ入力バイトのデメリットについてご紹介しましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
- 未経験・初心者でも始めやすい
- 快適な環境で働ける
- パソコンのスキルが身に付く
ここからは、以上のメリットについても詳しくご紹介します。
未経験・初心者でも始めやすい
データ入力は、デスクワークでありながら未経験・初心者でも始めやすいという点がメリットとして挙げられます。
パソコンに触ったことがあってタイピングができさえすれば大丈夫です。最初に研修がある企業も多いので、未経験でも安心して応募してみましょう。
快適な環境で働ける
データ入力はオフィスの一室で働くことがほとんどです。
未経験でも可能なバイトは倉庫内での仕分けやピッキングなどの軽作業が多いですが、このような仕事は扱う商品の性質上空調がきいていないことも多く、寒かったり暑かったりする中作業しなければなりません。
しかし、データ入力ならば室内で座って仕事ができるので、体力がないという方にもおすすめできます。
パソコンのスキルが身に付く
データ入力のバイトはパソコンのスキルが身に付くという点もメリットの一つです。
データ入力で使用するエクセルなどの使用方法を覚えておけば、転職する際にもアピールできますし、採用率もアップするでしょう。
短期のアルバイトであっても、データ入力で身に付けたスキルはさまざまな場面で応用できるはずです。
データ入力のバイトに向いている人とは
データ入力のバイトをしたいけれど、自分に向いているのだろうか……と気になる方もいるでしょう。
データ入力のバイトが向いている人は、以下のような人です。
・自由なシフトで働きたい人
・デスクワークが苦ではない人
・集中力がある人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自由なシフトで働きたい人
データ入力の仕事は、フルタイム勤務、短時間勤務、在宅勤務など、さまざまな勤務スタイルを選べます。仕事内容によりますが、週5日ではなく週1日からOKなどというようなデータ入力のバイトもあるので、シフトを自由に決めやすいのです。空いた時間でバイトしたいという人にもおすすめですよ。
現在はコロナ禍もあり、在宅でのデータ入力のアルバイト求人も増えました。業務委託ではなくアルバイトとして雇用してもらえるので、お給料面も助かりますね。また、派遣のデータ入力の場合はアルバイトよりも高時給なので、より良い待遇で仕事ができるでしょう。
デスクワークが苦ではない人
データ入力の仕事は、ずっとパソコンに向き合って作業しなければいけません。目の疲れ、首や肩の凝りなどは慢性化してしまう可能性もあります。それでも、デスクワークが苦にならないという人なら、データ入力のバイトに向いているでしょう。中には、ずっと座っていることが苦手で続けられない人もいるようです。
集中力がある人
データ入力の仕事は、集中力が必要です。ミスがあってはお客様や企業に迷惑をかけてしまいます。そして、同じような内容を永遠と入力し続けるので、どうしても飽きてしまったり、手を抜いてしまったりしてしまいがちです。地道な作業が好きで集中力がある人でなければ、続けにくいかもしれません。
データ入力のバイトに向いていない人とは
データ入力のバイトに向いている人もいれば、向いていない人もいます。
向いていない人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
・コミュニケーションを取りたい人
・飽きっぽい人
・スケジュール管理が苦手な人
データ入力のバイトに向いていない人の特徴についても、詳しく見ていきましょう。
コミュニケーションを取りたい人
データ入力の仕事はパソコンへの入力が中心なので、あまりコミュニケーションをとる機会がありません。
電話で受注する仕事が含まれている場合は少し話す機会もあるので、コミュニケーションを取りながら働きたいという方は、電話応対も含む仕事の方が続けやすいでしょう。社内でコミュニケーションを取りたい、皆で協力して働きたいと感じる方の場合は、データ入力の仕事はつまらなく感じてしまうかもしれません。
飽きっぽい人
データ入力の仕事は単純作業が多いです。単純作業が多いので、どうしても飽きやすく、飽きっぽい人にはおすすめできません。
淡々と作業するのが得意な人には楽しく感じられるでしょう。
スケジュール管理が苦手な人
データ入力の仕事は納期が決まっていることも多いため、スケジュール管理ができない人には向いていません。納期から逆算して、1日にどこまで進めれば余裕をもって完了できるのかということを考えて行動できなければいけないのです。
データ入力なら派遣バイトがおすすめ
もしデータ入力のバイトを始めたいなら、派遣で始めるのがおすすめです。
派遣バイトのデータ入力なら、普通のバイトよりも時給が高い、福利厚生が充実している、日払いも可能などメリットがたくさんありますよ。
最後に、派遣バイトのメリットについてご紹介します。
在宅ワークよりも高時給
派遣でのデータ入力の仕事は、在宅ワークよりも高時給です。在宅ワークに多い成功報酬型の場合は、1つの作業に対して〇円というような報酬になります。しかし、時給制であれば1時間1,000円以上を必ず稼ぐことができます。最低賃金が引き上げられていることもあり、時給は高くなっているため、バイトでも稼ぎやすいでしょう。
福利厚生も充実
派遣会社に登録してデータ入力のバイトをする場合は、派遣会社の福利厚生も利用できます。福利厚生が充実している会社であれば、より働きやすいでしょう。
派遣会社の中にはスキルアップ制度として、専門の講座を無料で受けられるような制度が充実していることもあります。
日払いも可能
派遣会社に登録すれば、給料の日払いが可能なケースも多いです。急な出費がある場合や、出費があって金欠というような場合も、働いた日にその日のお給料を受け取れるのは助かりますよね。日払い希望の場合は、日払いが可能な派遣会社を選びましょう。
派遣バイトならテイケイワークス東京
運営会社 | テイケイワークス東京株式会社 |
得意な職種 | 軽作業、物流関係 |
派遣のバイトを探すなら、テイケイワークス東京がおすすめです。
ケイティワークス東京は、関東近郊で軽作業や事務系のお仕事を中心に紹介している派遣会社。もちろん、データ入力のお仕事も紹介してもらうことができますよ。
単純にデータ入力だけ行う仕事もあれば、データ入力と一緒に事務業務も行うものなど、仕事内容はさまざまです。
詳しいことは登録してお仕事紹介を受ける際に教えてもらうことができるので、確認してみましょう。また、日払い対応もしているので、急ぎで収入が欲しい人にもおすすめです。まずは、簡単な登録から行ってみてください。
データ入力バイトのよくある質問
最後に、データ入力バイトを始める際によくある質問にお答えしたいと思います。
- 時給が高いのはなぜ?
- 大学生でもできる?
- データ入力バイトはどの程度稼げる?
- データ入力バイトは単発でも働ける?
以上の疑問について詳しく見ていきましょう。
時給が高いのはなぜ?
データ入力のバイトは時給が高めに設定されていることが多いです。
未経験者でもできるバイトなのに、なぜ時給が高いの?と疑問に思う方も多いかもしれません。
理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 電話対応などデータ入力以外の業務もあるため
- スピードや正確さが求められるため
- ホワイト企業が多いため
- 人手不足のため
なぜこのような理由があると時給が高くなるのか気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
大学生でもできる?
学生でもデータ入力のバイトはできる?という疑問も多く寄せられました。
もちろん、大学生でもデータ入力のバイトをすることができます。派遣会社に登録すれば短期のデータ入力のバイトに応募することもできますし、忙しい大学生でも働きやすいバイトといえるでしょう。
上述したように、データ入力のバイトで身に付けたスキルを就職活動でアピールすることもできますよ。
データ入力バイトはどの程度稼げる?
「求人ボックス給料ナビ」によると、データ入力の仕事の平均時給は以下のようになっています。
アルバイト・パート | 約1,096円 |
派遣社員 | 約1,292円 |
アルバイト・パートの平均時給は少し低めにも感じますが、給料分布を見てみるとボリュームが多いのは1,087〜1,176円の水準です。
勤務先や働く形態によっても、給料には差が出てくるでしょう。
在宅のデータ入力バイトとなると時給換算ではなく文字数で換算されることがほとんどなので、タイピングが早く、慣れている方でないと稼ぐのは大変かもしれません。
在宅でデータ入力のバイトをしたいと考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
データ入力バイトは単発でも働ける?
データ入力のバイトは、単発でも働くことができます。
単発でバイトが募集される場合は繁忙期や人手不足であることが多いため、経験者が優遇されやすいです。
1日だけサクッと働きたい場合も、派遣会社に登録しておけば案件を探しやすいですよ。
まとめ
今回は、データ入力のバイトがきついと言われる理由やその対処法、実際に働いた方の口コミなどもご紹介しました。
どんな仕事にもいえることですが、データ入力のバイトは、きつい人もいれば楽しい人もいるというのが現状です。
自分には向いていそうだなと感じたら、ぜひ始めてみてくださいね。
どうしてもきついと感じてしまう人は、データ入力に向いていない要素が多いのかもしれません。派遣会社に登録しておけば面倒な履歴書の作成や面接などもなく、気軽にデータ入力の仕事を始めることができますし、合わない場合はすぐに他の仕事を紹介してもらうことも可能です。